
*更新が遅くなって申し訳ございません。
川西市PTA連合会主催で 認定NPO法人フリースペースたまりば理事長・西野博之氏講演会 を開催しました。
*西野博之氏プロフィール*
認定NPO法人フリースペースたまりば理事長。 川崎市子ども夢パーク・フリースペースえん他、各事業総合アドバイザー。
1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわる。
1991年、川崎市高津区にフリースペースたまりばを開設。
不登校児童・生徒やひきこもり傾向にある若者たち、さまざまな障がいのあるひとたちとともに地域で育ちあう場を続けている。 2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、川崎市の委託により公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」を開設、その代表を務め、2006年4月より川崎市子ども夢パークの所長に就任。2021年3月までの15年間所長を務めた。神奈川大学非常勤講師。精神保健福祉士。 著書に『居場所のちから-生きてるだけですごいんだ-』(教育史料出版会)、『西野流「ゆる親」のすすめ<上>7歳までのお守りBOOK~「正しい母さん・父さん」を頑張らない。~』『西野流「ゆる親」のすすめ<下>10歳からの見守りBOOK~だいじょうぶのタネをまこう。~』(ジャパンマシニスト社)、『マンガでわかる!学校に行かない子どもが見ている世界』(KADOKAWA)等多数。
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たくさんの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。
P連スタッフによる内容のまとめを記載しておきます。
〇不登校が増え続けている
「不」登校 登校することが前提、「不」という字を使わない
学校に行かないことを選択する。
文科省推奨の多様な学び、すでにタブレットでの家庭学習出席扱いになってきている。
Q,「いじめのピークは何年生だと思う?」
A,小学2年生 次いで、3年生、1年生
小学校低学年でのいじめが激増
こども若者の死因 1位は自死 529人(2024年)
こどもが生きにくい社会、学校を安全と感じるか、安心できる場所なのか
「楽しいことは何もない」なんで、こどもは自分に自信が持てなくなってしまったのか。
〇「ちゃんと」「ふつう」という言葉を使っていませんか?
正しい親が増えた。正しい子育てを追求するあまり、先回りして、つい手出しすぎる大人たち
正しさ、完璧さを求めすぎる
〇フリースペースたまりばの成り立ち
自宅で里親プログラムに参加していた。
1991年 川崎市高津区
「なにもしない」ことを保障、学校に行かない子どもが、まず行ってみたいと思える場所にしよう。
指導臭、支援臭がする場所 「やってあげる」の押しつけだと、こどもは寄りつかない。
多摩川→たまリバー→たまりば
2003年 川崎市夢パーク内に「フリースペースえん」を開設
設計段階から関わる。まず、「台所を作ってください」と教育委員会に申し出た。
食べることを中心に暮らしを取り戻せる場づくり
毎日子どもと一緒にご飯を作る。クウネルダス
絵を描く、楽器演奏できる、ゲームもOK、誰でも受け入れる。
遊具は子どもたちが自分たちで作った。自信につながる
ケガをしても自分の責任。心が壊れるぐらいなら、骨が折れたほうがまし。
〇幸福度が低い
日本36か国中32位 自分の好きがわからない
できていないことばかりに目が向けられる。他の子とくらべる
「自分らしくいていい」「いまの自分でだいじょうぶ」
〇くらべない、急がせない、押しつけない
ゆっくりでいい、自分の気持ちを言葉にする
〇劇的に社会が変わる今、子どもに求められる力とは?
インターネットの世界、実体験なしで分かった気になる
非認知能力 感情のコントロール、周囲とうまく関わる、AIをコントロールする力
遊びを通して、失敗成功体験が身に着く。
〇失敗できる場が大事
親も共に学ぶ「共育」の時間 いのちの誕生を思い出して
「生まれてきてくれたありがとう」 大人が幸せであること
信州学び円卓会議 ちがいを尊重、他者とのつながり、
ゆめ横丁
もっと見栄えよくしようと、親が口出してしまう
成功って何だろう?
関わっていくうちに、親も育ってくる
〇今までのあたりまえを見直そう
6歳になったら、同じハコに入る。学校生活
得意なところ(強み)に光を当てる。
子どものパッション、原動力を大事にすると、情緒が安定しだす。
学校不適応児 → 学校(教育環境)を変える。
「学校だって変われるんだ!」 未来の学校のあり方
「この子が、このままいられる」環境づくり
〇学校に行けない理由
音やにおいに敏感、柔軟剤の香りなど、感覚過敏で学校に行けなくなる子が増えている。
理由はわからないが体に反応が出る。その時は体の声を聴いて、休むしかない。
心が壊れてしまうまえにできることは何か?
昼夜逆転=なまけものではない。
まじめな子ほど自分のメンタルを守るため、自分をあきらめられる理由づけが必要。
「あーぁ、朝起きれなかった。今から学校に行っても間に合わない。」
「ゲームばかりして…」かろうじて、存在・命をつないでいたもの
子どもの心を壊さないで。
何にもしてないように見えて、ほんとうは心の中は不安におびえている。
学校で「社会性を身に着けてほしい」と大人は言う
集団の中で人が怖いという経験をした子、傷ついた心、人を信じられるだろうか?
社会性が身に着くといえるのか?
一人でも理解してくれる人がいればいい。
学校に行ってない時間は悪いことをしているわけではない。
後ろめたさを感じる必要はない。外に出ていい。おいしいスイーツを楽しんでもいい。
「学校休んでもいい。私はダメじゃない。」子どもの元気を最優先に。好きを追求する。
こども自身に欲を持たせる。やってみたいと思えることを待つ。
「小学校、中学校は行ったことないけど、高校は行ってみたいな」
自分から勉強したいと言い出す。
高校受験の朝、起きられる。
〇原点は、「たかが学校、されど学校」
親への支援が必要。「親の会マップ」親同士がなんとかなる」を言い合える場所。出会える場、実感できる場
「だいじょうぶ」の輪を広げていきたい、手遅れなんてことはない。
〇川崎市こども権利条例
子どもたちからおとなへのメッセージ 「まず、おとなが幸せにいてください。」
川西市PTA連合会会長の渡邊がずっと招致したいと思っていた西野先生の講演会がここ川西で開催できたことはとても良かったと思います。
以下渡邊より感想です。
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「学校に行きたくない」
ある日突然、我が子に言われたとき保護者であるあなたはどうしますか?
不登校は誰にでも起こりえることです。それは突然訪れます。その時に慌てることなく我が子にどう向かい合うか、初動が重要だと私は考えています。そんな思いから西野先生を講師としてお迎えしました。
本日の講演内容は、保護者だけでなく、学校の先生をはじめ川西市教育委員会のみなさまにも聞いていただきたい内容でした。
西野先生は、完璧に「ただしい親」をやらなくていい。魔法の言葉「きっとだいじょうぶ」を届けることの大切さと、ゆる親のすすめを話されていました。
生まれてきてくれてありがとう。
あなたがいてくれて幸せだよ。
そんな言葉を我が子に伝えてみてください。
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アンケートにもたくさんの方がお答えいただきましてありがとうございました。
ご自身も苦しい時期があった方や今まさに悩んでいる方、お仕事で関わられている方様々なご意見をお伺いすることができました。
また、このような大人の学びの機会を望む方も多くPTA連合会の役割についても考えることができました。
不登校をはじめ、子ども達の学びや遊びの環境を整えるために保護者ができることを考えていけたらと思っています。
